産経ニュース

都留市舞台の映画「かぐらめ」、3日から地元先行上映

地方 地方

記事詳細

更新


都留市舞台の映画「かぐらめ」、3日から地元先行上映

 都留市を舞台に、地元に残る伝統芸能「獅子神楽」を題材にして都留市など県内で撮影された映画「かぐらめ」が3日から、全国に先駆けて都留市で先行上映される。都留市在住で長編映画初挑戦の奥秋泰男監督(49)は「後継者不足によって継承の危機にある伝統芸能は全国各地にある。地域社会の在り方や伝統文化との関わり方を見つめ直すきっかけにしてもらえたら、うれしい」と話している。

 映画は、母親が亡くなったときも獅子神楽を舞っていた父親との確執に悩む娘の物語で、家族の絆と伝統の継承を考える作品となっている。主役の菊地秋音役を武田梨奈さん、父親役を大杉漣さんが務める。また、上條恒彦さん、朝加真由美さんらベテラン俳優陣が脇を固め、母親役と父親の恋人役として甲府市出身の筒井真理子さん、秋音の先輩役として都留市出身の白須慶子さんも出演。都留市民もエキストラで参加した。

 題名には、神事芸能の神楽を舞う「神楽女(かぐらめ)」が掛けられている。題材となった獅子神楽は、都留市の生出(おいで)神社に約300年伝わる。「四日市場神楽保存会」(吉沢政次会長)が守り、神社の例祭である「八朔(はっさく)祭(まつり)」(9月1日)で奉納される。映画の撮影は八朔祭を中心に行われ、保存会が武田さんや大杉さんに舞いを指導した。

 都留市は市制60周年を記念し、制作を全面的に支援。映画が市の全国的なPRにつながると期待を寄せている。

 上映時間は1時間50分。先行上映は、都の杜うぐいすホール(都留市)が3~6日。6日は午後1時からの上映に続き同3時から、武田さん、筒井さん、奥秋監督らによる舞台あいさつが行われる。他の県内での上映は、ふじさんホール(富士吉田市)同9日と30日▽シアターセントラルBe館(甲府市)6月6~19日▽テアトル石和(笛吹市)同6日から(終了日未定)。全国公開は今年秋を予定する。