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北本市長に現王園氏初当選

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北本市長に現王園氏初当選

 統一地方選後半戦の北本市長選と毛呂山町長選、20市8町の議員選は26日、投開票された。北本市長選は新人の元同市議、現王園(げんのうぞの)孝昭氏(68)=無所属=が4選を目指した現職の石津賢治氏(50)=同=を退け、初当選を果たした。現職と新人の一騎打ちとなった毛呂山町長選では、現職の井上健次氏(56)=同=が新人の元町議、岡部和雄氏(56)=同=を退け再選。市町議選でも27日未明までに次々と新しい顔ぶれが決まった。投票率は北本市長選が55・05%(前回53・82%)、毛呂山町長選が57・34%(同48・09%)だった。

                   ◇

 ■現王園氏「市民が主役」幅広く浸透

 現王園氏は石津市政に対し「市民不在。思いつきで市政運営する」と厳しく批判。「市政一新」をスローガンに、市民が主役のまちづくりの実現を強調。少子高齢化への危機感を訴え、出産と子育て支援策充実、市民参加の行政評価システムの導入、将来を展望した中長期財政計画の策定などを掲げた。

 今月初めには、一昨年の住民投票でともに新駅建設反対運動を行い、市長選出馬を表明していたもう1人の市議との一本化に成功。現職との一騎打ちの構図に持ち込み、反石津票を糾合するなど幅広く浸透した。

 石津氏は小中学校の耐震補強工事や新庁舎建設などの実績を強調。トマト工場誘致など48項目の公約を掲げ、「北本を持続可能なまちにしよう」と訴えたが、市を二分した住民投票を主導した政治手法への批判などを払拭できず、支持が伸び悩んだ。

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 ◇北本市長選

 開票終了

当   15998 現王園孝昭 無新 

    14213 石津 賢治 無現 

現王園(げんのうぞの)孝昭(たかあき)

 68 〔1〕

元市議(東京都職員)鹿児島実高

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 ■井上氏「4年間の実績評価された」

 「4年間の実績が評価された。町民の意見が反映される町をつくり上げたい」。午後10時半過ぎ、吉報を受けた井上氏は同町前久保南の選挙事務所で支持者らと喜びを爆発させ、2期目の抱負を語った。

 井上氏は、旧川角農協前交差点改良など1期4年の実績を訴え、企業誘致や総合交流センター設置など30項目の新施策を公約。岡部氏の推薦を決めた自民毛呂山支部に対し、県連の推薦を受け、県議選で当選した自民現職との「タッグ」を強調し、現職としての知名度を生かして支持を広げた。

 岡部氏は町政の閉塞(へいそく)感を訴え、埼玉医大と連携した日本一長寿の町づくりなどを公約。地元の自民支部員らが結束して浸透を図ったが、及ばなかった。

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 ◇毛呂山町長

  開票終了(1-2)

当   8771 井上 健次 無現

    7567 岡部 和雄 無新

                   ◇

 ■市議選投票率は低調

 主な市議選の投票率は以下の通り。

 川越40・59%(前回40・49%)▽熊谷46・89%(同50・44%)▽川口37・45%(同39・06%)▽行田53・90%(同54・98%)▽所沢39・76%(同41・18%)▽和光39・18%(同40・20%)▽ふじみ野41・39%(同44・41%)-など。