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湯河原殺人放火 駅のカメラに不審な男、遺体の包丁に指紋なし

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湯河原殺人放火 駅のカメラに不審な男、遺体の包丁に指紋なし

 湯河原町宮下の住宅の焼け跡から、平井美江さん(66)とみられる女性の遺体が見つかった殺人放火事件で、女性が死亡したと推定されている時間帯に、JR湯河原駅の防犯カメラに不審な男の姿が写っていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。男はその後、駅の改札口を通過しており、小田原署捜査本部は、男が電車で逃走した可能性があるとみて、他の駅の防犯カメラ映像について調べを進める。

 捜査関係者によると、男が映っていたのは、21日午前5時すぎ。改札口を通って駅構内のエスカレーターでホームに向かう様子も、別のカメラに写っていたという。

 東海道線は午前5時台までは小田原や横浜方面の上り電車しか走っておらず、5時45分発の東京方面、宇都宮駅(栃木県)行き電車に乗った可能性が高いとみられている。

 遺体の額に刺さった包丁からは、柄や刃の部分から指紋が検出されなかったことも判明。事件の約5時間前に近くで起きた傷害事件では、男性会社員(61)を鉄パイプで襲った男が手に靴下をはめていたことが分かっており、捜査本部は、付近の公園で発見された鉄パイプを鑑定するとともに、2つの事件の関連を慎重に調べている。

 平井さん方の現場検証では、平井さんのものとみられる現金入りのポーチが発見されたほか、最も激しく燃えていた場所が居間の机周辺だったことも分かった。石油ストーブと灯油が入ったままのポリタンクも見つかっており、捜査本部は、犯人が女性を殺害後、灯油をまいて放火した可能性があるとみて、殺人と非現住建造物等放火の疑いで調べている。