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山梨県酒造組合、4年ぶり代表選考会 「利き酒日本一」に照準

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山梨県酒造組合、4年ぶり代表選考会 「利き酒日本一」に照準

 日本酒の「利き酒日本一」を競う「全国きき酒選手権大会」(主催・日本酒造組合中央会)に、山梨県酒造組合が4年ぶりに県代表を出場させる。今秋に東京都内で開催予定の第35回全国大会に向けた県代表選考会を25日、甲府市で開催する。かつてはイベント色の濃かった選考会だが、選出方法を見直して復活。選考会の成績上位者に全国大会へ向けた特訓を行うなど、県産日本酒の知名度アップを狙い、県勢初の優勝を狙う“本気モード”だ。

 日本酒造組合中央会によると、全国きき酒選手権大会は日本酒文化の普及、振興を目的に昭和56年から開催。地方予選を突破した一般の愛好家が、日本酒に関する筆記試験と、7種類の日本酒を香りや味などから判別する利き酒を行い成績を競う。全国47都道府県の酒造組合・酒造組合連合会の中で最多優勝は、個人の部が長野県の4回、団体の部が鳥取県の3回。28都道府県が個人、団体のいずれかで優勝経験を持つが、山梨県は一度もない。

 山梨県酒造組合によると、かつては参加者全員に記念品を配り、200人規模で県代表選考会を行っていたこともあるという。しかし、多額の費用をかけても全国大会で結果を残せないため、第31回大会(平成23年)を最後に選考会を休止。選出方法の全面的な見直しを進めていた。

 今回の選考会は、参加者を50人程度に限って開催。今月25日に選出した成績上位者5人程度を対象に、全国大会に向けた利き酒の実践講習を数回、実施する。また、筆記試験対策として過去の問題と回答を配り、習熟してもらう。その上で最終選考を行い、成績優秀者を全国大会に出場させる。参加者の募集をめぐっては、組合加盟の蔵元に、日本酒の知識や官能に優れた人材の発掘、紹介を依頼するという念の入れようだ。

 山梨県酒造組合の北原兵庫会長(山梨銘醸社長)は「優勝を狙っている。山梨といえばワインが取り上げられることが多いが、まずは地元の人に山梨の日本酒ファンになってもらいたい。そして、優勝者を輩出することができれば、県内外から山梨の日本酒に興味を持ってもらうことができる」と意気込んでいる。

 県代表選考会は25日午後3時から、甲府市丸の内の山梨県生涯学習推進センター(県防災新館1階)で開催する。参加資格は20歳以上の県内在住者(酒類関係者を除く)。参加無料。申し込みや問い合わせは、山梨県酒造組合(電)055・224・4368。