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北本市長選は現新対決に 行田市長は工藤氏3選

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北本市長選は現新対決に 行田市長は工藤氏3選

 統一地方選後半戦の2市長選と20市議選は19日、告示された。行田市長選は2回連続無投票となり、無所属現職、工藤正司氏(64)=自民、民主、公明推薦=が3選を決めた。北本市長選はいずれも無所属で、新人の元同市議、現王園(げんのうぞの)孝昭氏(68)と、4期目を目指す現職の石津賢治氏(50)が立候補した。市議選は川越▽熊谷▽川口▽行田▽所沢▽加須▽東松山▽狭山▽羽生▽鴻巣▽深谷▽越谷▽和光▽北本▽蓮田▽幸手▽鶴ケ島▽日高▽ふじみ野▽白岡-で、総定数476に対し計601人が立候補。いずれも26日に投開票される。

 行田市長選の連続無投票当選は、工藤氏の2代前の市長だった山口治郎氏の平成7、11年以来。工藤氏は市債を大幅に削減するなど財政健全化に努め、映画「のぼうの城」を核とした観光戦略、小中学校へのエアコン設置などの実績が評価された。また、後援会の結束を固めて3党の推薦を得た上、各種団体にも幅広く浸透し、対立候補擁立の機運は高まらなかった。

 北本市長選は、新駅設置が白紙になった一昨年の住民投票で反対運動を進めた現王園氏と、建設を主張した石津氏が舞台を替えて一騎打ちする格好となった。

 現王園氏は19日夕、住宅街でマイクを握り「皆さんの声がなかなか市政に届かない」とトップダウンの現市政を批判。「若い人が安心して出産、子育てできる環境をつくりたい」と訴え、将来を展望した中長期財政計画の策定などを掲げる。

 石津氏は同日朝の出陣式で「この12年間で全学校の耐震工事などを行いながら市の借金を減らした」と財政手腕を強調。「北本市をいかに持続可能なまちにするかが最大の争点だ」と訴え、トマト工場の誘致など48項目の公約を掲げる。

 北本市の18日現在の有権者数は5万7175人。

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 ◇北本市長選 (届け出順)

 現王園孝昭(げんのうぞの・たかあき) 68 無新 

 元市議(東京都職員)鹿児島実高                    

 石津賢治(いしづ・けんじ) 50 無現〔3〕

 市長・内閣府官民競争入札等監理委員会専門委員(市議)東大

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 ■工藤氏、「慢心せず課題へ邁進」       

 無投票で3選が決まった工藤氏は午後5時過ぎ、行田市向町の選挙事務所で当選報告会を開き、駆け付けた支持者らと喜びを爆発させた。

 満面の笑みを浮かべた工藤氏は「責任を感じ、改めて身の引き締まる思い。慢心することなく、これからも行田のまちづくりに取り組みたい」と決意を表明。3期目に向け、「今後も行田の財政を健全化し、子育て、教育など山積する課題に熱い思いを持って邁進(まいしん)する」と力を込めた。

 工藤氏は20日も午前9時から庁議に出席、公務を続ける。

 

 ◇行田市長選

 工藤正司(くどう・まさじ)

 64無現〔3〕

 市長(市消防長・市市民生活部長)拓大                 【自】【民】【公】