産経ニュース

【静岡市長選】田辺氏再選 「世界に輝く市つくる」

地方 地方

記事詳細

更新

【静岡市長選】
田辺氏再選 「世界に輝く市つくる」

 統一地方選前半戦の静岡・浜松両市長選と浜松市議選、県議選の4選挙は12日、投票が行われ、即日開票された。現職と2新人が争った静岡市長選は、現職の田辺信宏氏(53)が、薬局チェーン役員の高田都子(ともこ)氏(62)と市民団体役員の松浦敏夫氏(62)の両新人を破り、再選を決めた。また、現職と新人の一騎打ちの浜松市長選は、現職の鈴木康友氏(57)が新人で県西部地区労連議長の嶋田博氏(66)に圧勝し、3選を決めた。県議選と浜松市議選も13日未明にかけて次々と当選者が決まった。

 再選を目指した現職の田辺氏に、新人の高田氏と松浦氏が挑んだ静岡市長選は、自民、公明、改革から推薦を受けた田辺氏が2新人を圧倒して2期目の当選を果たした。投票率は48・42%と前回(52・58%)を4・16ポイント下回った。

 投票終了直後の午後8時過ぎ、早々とテレビ画面に「当選確実」のテロップが現れると、静岡市葵区西草深町の田辺陣営の選挙事務所では、集まった支援者らから「よくやった」の声とともに大きな拍手が沸き起こった。

 田辺氏は「土台を築いてきた。どの地域、どの年代の人にも、田辺でよかったと思ってもらえる成果を見せたい。その自信はある。外から憧れをもたれる、世界に輝く静岡市をつくりたい」と抱負を語った。

 田辺氏は連合静岡やJA、経済団体など400以上の団体から推薦を取り付け、盤石の態勢を築いた。他候補の出馬表明が遅れたこともあって陣営には一時楽観ムードが漂い、組織の緩みが心配されたが、各推薦団体の動員力と各地に張り巡らせた強固な後援会を駆使した組織戦を展開し、他を寄せ付けなかった。

 高田氏は、選挙前から女性経営者としてメディアへの露出が多く一定の知名度はあったものの、出馬表明が遅れ、態勢整備が後手に回ったことが最後まで響いた。政党や団体からの推薦は受けず、市議数人と元国会議員らが自発的に支援。「20年後に人口100万人」「女性の市民税ゼロ」という斬新なスローガンを掲げて女性や無党派層への浸透を図ったが、現職の厚い壁にはね返された。

 松浦氏は、支援母体である市民団体と推薦した共産党の全面支援を得て、共産支持層を中心に浸透を図ったが、無党派層まで支持を拡大するには時間が足りなかった。

                  ◇

 ◇静岡市長選

 開票終了

 当  184856 田辺 信宏 無現 【自】【公】【改】

     68895 高田 都子 無新

     22066 松浦 敏夫 無新 【共】

 田辺(たなべ) 信宏(のぶひろ) 53 〔2〕

 市長(静岡産業大講師・県議・市議・松下政経塾生)早大院