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ジビエ加工場が開所、オリジナル缶詰の販売開始 岡山・鏡野町

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ジビエ加工場が開所、オリジナル缶詰の販売開始 岡山・鏡野町

 シカやイノシシ肉など、ジビエ(食用狩猟肉)の商品開発に取り組む企業組合「鏡野やま弁クラブののもん」(鏡野町上斎原)は、同町井坂に開設した加工場の開所式を行い、オリジナル缶詰「ののもん」の販売を開始した。

 開所式には、県や町など関係者約30人が出席し、加工場(約99平方メートル)を見学。美作市の獣肉処理施設から搬入したシカ肉を製缶機や高温高圧殺菌装置などを使って缶詰する工程について、藤木宏史工場長から説明を受けた。

 その後、関係者は缶詰のシカ肉を使った竜田揚げや炊き込みごはん、ミートスパゲティなどの料理を試食。「やわらかい」「臭みがない」「食べやすい」などと好評だった。

 商品名「ののもん」は、同地域の方言で「野の物」を意味する。同組合の丸山恵理事長は「地域の産物を詰め込んだ夢の缶詰。缶から取り出してそのままでも、料理に使ってもどちらでも。ジビエを手軽に楽しんで欲しい」と呼びかけている。

 同加工場は総事業費約1200万円で3月から稼働。1日200個の生産能力をもち、売り上げ目標は年間8千万円。今後は「イオンモール岡山店」(岡山市)や「とっとり・おかやま新橋店」(東京都)などへの販路拡大も視野に入れ、地場産業の確立を目指したいとしている。

 缶詰「ののもん」は「鹿肉のミートソース」と「鹿の梅みそ煮込」の2種類で1缶(100グラム)600円。町内の「道の駅奥津温泉」「みずの郷奥津湖」「鏡野町物産館 夢広場」で販売する。