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銚子電鉄の脱線車両、1年3カ月ぶり復帰 支援の銚子商生徒ら乗車 千葉

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銚子電鉄の脱線車両、1年3カ月ぶり復帰 支援の銚子商生徒ら乗車 千葉

 銚子市の銚子電鉄で4日、脱線事故による故障から復帰した車両「デハ2002号」の出発式と臨時運行が行われた。修理代の一部をインターネットなどで集めて寄付した県立銚子商業高校の在校生や卒業生らが乗車し、1年3カ月ぶりの復帰を喜んだ。同車両は5日から通常ダイヤに組み込まれて運行する。

 デハ2002は昨年1月の脱線事故で車輪などが破損して運行不能となった。電鉄は資金難のため、修理の見通しが立たなかった。同年8月、当時、銚子商3年だった和泉大介さん(18)らが「もう一度走らせたい」と、課題研究授業の中で応援プロジェクトを立ち上げた。

 インターネットで小口資金を募るクラウドファンディング(CF)を活用し、約2カ月間で484万3千円を集めた。

 仲ノ町駅で行われた出発式には、この春、獨協大法学部に入学した和泉さんも駆けつけ、「車両が動けない姿をずっと見ていたので、走り出すことができてうれしい。募金活動中はつらいこともあったが、応援してくれる人たちからの励ましの言葉が背中を押してくれた」と語った。

 復活した車両の塗装は、平成元年ごろまで採用していた朱色とクリーム色のツートーンによる「銚子電鉄旧カラー」に塗り直された。車内には銚子商生徒らの支援活動の様子を紹介する写真が展示されている。