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陸自幹部学校、史料館改装オープン 乃木大将の書など688点 福岡

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陸自幹部学校、史料館改装オープン 乃木大将の書など688点 福岡

旧陸軍に関するさまざまな資料が並ぶ陸自幹部候補生学校内の史料館=福岡県久留米市

 福岡県久留米市にある全国唯一の陸上自衛隊幹部候補生学校で4日、明治時代の旧陸軍創設から終戦までを紹介する史料館がリニューアルオープンした。昭和37年から同校が収集・保管していた資料688点を、パネルや解説文をまじえて展示している。

 199人が犠牲となった明治35年の八甲田山(青森県)雪中行軍の際、成功した部隊を率いた士官の制服や日誌のほか、日露戦争で活躍した乃木希典大将や、先の大戦中にインドネシアで寛大な軍政を敷いたことで知られる今村均大将らの書が並ぶ。戦後29年目にフィリピン・ルバング島から帰国した小野田寛郎元少尉が、実際に使用した軍刀も展示されている。

 史料館は、事前予約をすれば誰でも見学できる。問い合わせは同校広報班(電)0942・43・5215。

 また、この日は幹部候補生学校の入校式もあり、防衛大学校などの卒業生のほか、陸自内部での選抜の合格者ら、639人の幹部候補生が臨んだ。岩田清文陸上幕僚長は「わが国を取り巻く安全保障環境は冷戦終了後最も厳しい局面にある。国民の信頼に応えるため訓練、修学に励んでほしい」と訓示した。