産経ニュース

ギフチョウと植物3種の捕獲、採取などを禁止 大阪・河南町の条例施行

地方 地方

記事詳細

更新


ギフチョウと植物3種の捕獲、採取などを禁止 大阪・河南町の条例施行

 大阪府河南町は、町内に生息するチョウの一種・ギフチョウと植物のミヤコアオイ、カタクリ、ササユリを「守りたい野生生物」に指定した。1日に施行された「美しい河南町環境条例」に基づき、捕獲・採取・殺傷・損傷が禁止となる。

 ギフチョウは日本の固有種だが、乱獲で種の保存が危ぶまれており、国と府の絶滅危惧種に指定されている。葛城山を介して町に隣接する奈良県御所市が昨年、同様の条例を制定したことに合わせた取り組み。違反者への罰則規定はないが、ギフチョウの捕獲が禁止されるのは府内で初めて。

 ギフチョウは卵をミヤコアオイの葉に産み付け、幼虫はその葉を食べて育つ。成虫になるとカタクリの密を吸うことからミヤコアオイとカタクリを守りたい野生生物に指定した。また、町の花はユリで、ササユリとされているが近年減少傾向にあるという。

 町では「今後、ホームページや看板などで収集家らに捕獲禁止などを呼びかけ、指定生物の保護に努めたい」としている。