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兵庫城の天守台?発見

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兵庫城の天守台?発見

兵庫城本丸で見つかった石垣。天守台だったと考えられる(神戸市教委提供)

 神戸市教育委員会は27日、旧中央卸売市場本場跡地の兵庫津遺跡(同市兵庫区)から、戦国時代の兵庫城の天守台とみられる石垣が見つかったと発表した。石垣には織田信長が築いた旧二条城や安土城と同じ土木技術が確認され、専門家は「信長が中国攻めに向けた最前線として、兵庫を戦略拠点としたことを裏付ける貴重な遺構」としている。現地説明会が28日午後1時から開かれる。

 兵庫津は平安末期、平清盛によって本格的に開かれた貿易港。兵庫城は戦国時代の天正8(1580)年、信長の家臣、池田恒興が兵庫津内に築城した。

 石垣は2重構造で、本丸北東隅部分で発見。基礎には長さ3・4~5・3メートルの角材や丸太材が9本敷かれていた。「胴木組」と呼ばれる石垣の沈下を防ぐための築城技術で、石垣の裏に詰める「栗石」が大量に見つかったことなどから、天守台だった可能性が考えられるという。

 現地説明会の問い合わせは、同遺跡発掘調査事務所(電)090・2352・5613。