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堺少女歌劇団、華やか初舞台 「大浜少女歌劇団」の復活目指し昨秋からレッスン

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堺少女歌劇団、華やか初舞台 「大浜少女歌劇団」の復活目指し昨秋からレッスン

 大正の末から昭和の初めに堺で活動した「大浜少女歌劇団」の81年ぶりの復活を目指す「堺少女歌劇団」の第1回公演「思い出の一瞬!」が14日、堺市総合福祉会館6階ホール(堺区)で行われ、71人のメンバーが華やかに歌い踊って重責を果たした。

 堺少女歌劇団は竹山修身市長が一昨年、堺市出身の大崎洋・吉本興業社長と対談した際に大浜少女歌劇団を復活させようと発案。地元商店街などの協力で小学生と中学生をメンバー公募し、1期生が昨年9月からレッスンを積んできた。

 「思い出の一瞬!」は、宝塚歌劇団の演出家・中村暁さんが脚本と演出を担当した。堺少女歌劇団の1人の少女が、81年前にタイムスリップして大浜少女歌劇団のメンバーたちに出会い、歌劇団の復活と初公演の意義に気づくというストーリー。

 この日の公演で、メンバーたちは舞台から客席に駆け下りるなど会場をいっぱいに使ってダイナミックな踊りと歌、華やかな笑顔を振りまいた。吉本のタレント、島田珠代さんらも先生役などでゲスト出演し、初公演を支えた。

 第1部公演で主人公を務めた中学1年の天上さくらさん(13)は「たくさんの人たちに応援してもらってきたことへの感謝の気持ちを込めて演じました」と感激した様子。

 家族と会場にきた市内在住の勝田紀子さん(44)は「ストーリーや構成が本格的。涙あり笑いありで、昔の歌劇をほうふつとさせる内容だったと思います」と満足そうだった。

 元宝塚歌劇団の星組娘役で、クリエーティブプロデューサーとしてメンバーたちを指導してきた仙堂花歩さんは「私が一番緊張していたかも。お客さまはまだまだと思われるかもしれませんが、今日はみんなに200点をつけたい」と話していた。

 「大浜少女歌劇団」は大正13(1924)年に誕生し「宝塚少女歌劇団」と並び称された。しかし、昭和9(1934)年の室戸台風で拠点が大きな被害を受け、解散を余儀なくされた。この日の初公演には、大浜少女歌劇団に所属した人を探しだして招待したい考えだったが見つからなかったという。

 堺少女歌劇団は今後も地域の大きなイベントなどに出演するほか、毎年3月に本公演を開催していく予定。