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肥後銀行新本店が完成 熊本城の武者返しモチーフに 5月7日から業務開始

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肥後銀行新本店が完成 熊本城の武者返しモチーフに 5月7日から業務開始

完成した肥後銀行の新本店ビル。5月7日から業務を始める

 肥後銀行が熊本市中央区練兵町の旧本店跡に建設工事を進めていた新本店ビルが完成し、5月7日から業務を始める。肥後銀行は今年10月、鹿児島銀行との経営統合を予定しており、新ビルは統合後の金融機関競争も見据えた拠点となる。

 肥後銀行の旧本店ビルは、老朽化が進み、手狭になっていた。今年7月に創立90周年を迎えることも記念し、平成25年1月、建て替え工事に着手した。

 約5400平方メートルの敷地に、地上7階地下1階建てのビルを建設した。

 延べ床面積は、旧本店の1・8倍にあたる約2万3千平方メートルを確保した。現在、熊本市中央区紺屋町の「肥後紺屋町ビル」に移している本社機能と、同区辛島町のテナントビルに入居する本店営業部を集約する。新本店ビルでは約500人の行員が勤務することになる。肥後紺屋町ビルの今後の利用計画は未定という。

 外観のデザインには、熊本城の独特な石垣「武者返し」と棚田をモチーフに、熊本の風土と文化を表現した。免震構造も採用した。

 1階西側に「肥後の里山ギャラリー」を開設、銀行主体で展覧会やセミナーなどを開催する。肥後銀行文化・広報室の担当者は「地域の文化情報の発信拠点として、多くの市民に参加してほしい」とPRしている。

 肥後銀行と鹿児島銀行は現在、経営統合に向けた協議を進めている。10月に設立予定の持ち株会社、九州フィナンシャルグループ(FG)は、本社機能を熊本市に、登記上の本店所在地を鹿児島市とすることで合意している。