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樋口一葉ゆかりの質店、解体危機を回避 跡見学園女子大が購入

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樋口一葉ゆかりの質店、解体危機を回避 跡見学園女子大が購入

 文京区本郷にある樋口一葉ゆかりの国登録有形文化財「旧伊勢屋質店」の解体危機が回避された。区と跡見学園女子大学(同区大塚)が12日、共同会見を開き、同大が土地・建物を購入し、区が補助金を出して支援を行うと発表した。建物は平日は学生の授業などに使用し、土日は観光客に開放する方針。

 会見には、山田徹雄同大学長と成沢広修区長が出席。山田学長は「4月に観光コミュニティ学部を新設することから、区や地域と連携して、教育の場として活用しようと考えた」と購入理由を説明。成沢区長は「区域の観光収入に直結する」と支援理由を述べた。

 購入契約は11日に締結。大学側は購入金額を明かしていない。個人での維持が困難となり、同大と売買交渉が行われていたが、金額が折り合わず、更地にしての売却が検討されていた。

 区は同大の購入支援のため募金を実施しているが、総額は105万円(81件、10日現在)。区は補助金として、6月補正予算で4200万円を計上する予定という。