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下野谷遺跡が国史跡に指定

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下野谷遺跡が国史跡に指定

 南関東最大級の縄文集落跡でほぼ全域が地下に残されている西東京市東伏見の下野谷(したのや)遺跡が10日、国史跡に指定された。現在は下野谷遺跡公園として発掘・開発せずに保存されている。同市が単独所有する文化財が国指定となるのは初。

 同遺跡は4千~5千年前の縄文時代中期の環状集落。直径約150メートル、面積2万4千平方メートルの集落は住居跡群、墓とされる土坑(どこう)群、倉庫などとみられる掘立柱(ほったてばしら)建物群などで構成され、縄文中期の典型的な集落形態を示している。谷を挟んだ東側には同遺跡の「東集落」といえるほぼ同時期の環状集落があり、全体規模は13万4千平方メートルに上る石神井川流域の拠点集落だったとみられている。

 開発が進む首都圏にある遺跡が発掘・開発されずに残されるのは極めて珍しいという。