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香川「うどん県青少年隊」が石巻で炊き出しなど被災者と交流へ

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香川「うどん県青少年隊」が石巻で炊き出しなど被災者と交流へ

 宮城県石巻市の仮設住宅で暮らす被災者を励まそうと、香川県丸亀市と多度津町の中高生を中心に結成する「うどん県青少年東北被災地交流隊」が28日、被災地に向けて出発する。県名産のさぬきうどんの炊き出しなどで被災者らと交流を深めながら、被災地の“今”を学ぶ。11日は東日本大震災から丸4年。

 丸亀市のNPOなどでつくる「東日本大震災支援活動有志の会」が主催。同会では、地震発生翌年の平成24年から「さぬき・中学生うどん炊き出し隊」として活動してきたが、今年から、被災者との交流からさまざまなことを学ぼうと、名称を「交流隊」にした。

 参加予定は中学生29人、高校生9人。前身の炊き出し隊に参加したメンバーも多く、毎週末に打ち合わせを重ね準備を進めている。

 交流隊は、丸亀市内からバスで移動し29日に石巻市内に到着。現地では幼稚園バスに乗車し津波と火災に巻き込まれて亡くなった女児の母親から話を聞くほか、児童や教職員84人が亡くなった市立大川小で献花をして犠牲者の冥福を祈る。

 石巻市雄勝町の仮設名振第2団地では、さぬきうどんの炊き出しで被災者らとともに食事を楽しむほか、千羽鶴を贈るなどして交流を図る。メンバーらはそのまま仮設住宅の集会場に宿泊し、30日朝に清掃活動に励む。

 同隊の責任者を務める山倉建設(多度津町)社長、山倉康平さん(63)は「子供たちに防災意識を高めてもらうだけでなく、命の大切さなどを学んでほしい」と話している。