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「思い出は忘れない」閉校の福山・走島中で最後の卒業式

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「思い出は忘れない」閉校の福山・走島中で最後の卒業式

 今年度末で閉校することが決まった福山市の離島、走島の公立学校のうち市立走島中学校(広中邦充校長)で10日、最後の卒業式が行われ、3人の卒業生が希望を胸に校舎を巣立った。20日には市立走島小で卒業式、22日には両校と市立走島幼稚園の閉校式があり、島での役割に幕を閉じる。

 この日、卒業したのは木村凪沙さん、高橋真歩さん、宮地未来さん=いずれも(15)。式に姿を見せた3人は卒業証書を受け取り、答辞のなかで高橋さんは「閉校はとてもさみしいけれど、思い出を心の中に大事にしまい、忘れることはありません」などと述べ、目に涙をにじませていた。

 式が終了すると、参加していた地元住民が3人に駆け寄り、「おめでとう」と声をかけて旅立ちを祝った。

 走島は鞆の浦沖にあり、同市唯一の有人離島。福山市教委は昨年10月、来年度から生徒らがいなくなり、新入予定もないことから走島幼稚園、小・中学校の廃止を決めた。同中学校は昭和22年に設立され、計1569人が卒業した。