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浜松-静岡空港タクシーにHP予約を月内導入 利用者数、目標下回る

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浜松-静岡空港タクシーにHP予約を月内導入 利用者数、目標下回る

 県は6日開いた「富士山静岡空港二次交通検討会議」の5回目の会合で、1日から運行を始めた浜松市中心部と静岡空港を結ぶ「リムジンタクシー」について、5日までの利用者が46人、3月末までの予約者が182人に達したことを明らかにした。県では来年度末までに5千人、月間400人の利用者目標を定めているが、目標を下回るペースの出だしとなった。県は、今月末までにホームページ(HP)から予約できるシステムを導入するなど、利用促進に向けて利便性向上と周知徹底を図る方針だ。

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 1日から運行を開始したリムジンタクシーは、愛知県の中部国際空港に利用者を奪われている県西部からの利便性向上に向けて、同検討会議がまとめた提言を基に導入された。料金は片道1人1500円と格安で、電話で予約を受け付けている。

 会合では、利用人数や予約者の状況が報告されたが、「まだ評価の段階ではない。周知徹底が非常に大事で、(海外からの)インバウンドの空港利用者にどう伝えるかが重要だと感じている」「通常のタクシーだと浜松までは1万5千円はかかる。重要なのはリピーターがつくこと」などの意見が出された。

 また、大坪檀(まゆみ)・座長は「現在のリムジンタクシーの予約者は、もともと空港を利用しようと思っていたから使ったのか、リムジンタクシーが導入されたから空港を使おうと思ったのか。その追跡が重要だ」と指摘した。県では、利用者に住所や、利用目的、感想などを問うアンケートも実施しており、今後の運用改善につなげる方針だ。服部真樹県理事は「5千人の目標は徐々に認知が高まって達成できる」と述べ、広報に力を入れる考えを示した。

 一方、リムジンタクシーと同様に同検討会議が導入を提言していた、JR静岡駅や新静岡駅行きのバスを、飛行機の到着の遅れに合わせて出発させる取り組みが、今月29日に始まることも明らかになった。また、フジドリームエアラインズ(FDA)がJR掛川駅と空港間で運行しているFDA利用者向け無料バスについて、FDAの浅井伸祐常務取締役は「(利用者を限定しない)パブリック化も検討していきたい」と述べた。