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小便小僧の衣替え、続けます NPO法人が引き継ぎ 山形

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小便小僧の衣替え、続けます NPO法人が引き継ぎ 山形

 山形市のJR北山形駅のシンボルになっている駅前広場の小便小僧の衣替えが、これまで続けてきた近くの山形女子専門学校(折原亨校長)の閉校後も、卒業生が代表を務めるNPO法人の手で続けられることになった。

 同校によると、衣替えは昭和32年、設置されて間もなかった小便小僧が雪の中で裸でいたのを「冬空に寒そう」と、学生たちがマントを着せたのが始まり。洋裁の専門学校という特性を生かして衣装を作って着せるようになり、年に2~4回衣替えしてきた。

 衣装作りはクラス持ち回りで、テーマはその時々の話題や流行を取り入れたためマスコミなどに取り上げられ、季節の風物詩になっていった。これまでゲゲゲの鬼太郎、サッカーのモンテディオ山形ユニホーム、テニスの錦織圭選手などを取り上げ、その数は200ほどに上るという。

 同校は昭和22年創立。一時は300人以上もの学生を数えたが、少子化に伴い学生数が減少し、3月で閉校するため、衣替えも途絶えると心配されていた。これに対し、同校の卒業生で若者支援のNPO法人「ぷらっとほーむ」の共同代表を務める松井愛さん(38)が引き継ぐことを申し出、ぷらっとほーむが衣替えを続けることになった。

 松井さんは「せっかくここまで続いてきたので、途絶えさせたくなかった。卒業生たちの協力も借りて、最低でも年に2回は衣替えさせたい」と話している。