産経ニュース

兵庫県立循環器病センターと広畑病院が統合協議へ

地方 地方

記事詳細

更新


兵庫県立循環器病センターと広畑病院が統合協議へ

 兵庫県は27日、県立姫路循環器病センター(姫路市西庄)と製鉄記念広畑病院(同市広畑区夢前町)の統合に向け、同病院側と協議を始めると発表した。新病院は早ければ約6年後の開院を目指す。同センターが老朽化し手狭になっているほか、高齢化による将来の患者数増加、医師不足の深刻化などが背景にある。

 同センターは循環器疾患の専門病院として先進医療を実施。広畑病院は県内唯一の民間運営の救命救急センターを持つ。統合で両病院の特色を合わせ、中播磨・西播磨地域の高度急性期医療を担う中核的な医療機関を整備する。

 市内に新しい病院を建設する予定で、JR姫路駅に近い、市が所有する「イベントゾーン」(同市神屋町)を有力候補地として検討する。現在の同センターは取り壊す一方、広畑病院の建物は何らかの機能を持たせて存続させる方針。

 新病院は県が運営。病床数は両病院の病床を合わせた約700床規模を基本とする。3月中に有識者による検討会を設置し、今年秋ごろまでに新病院の規模や機能などを決め、県が策定する地域医療構想に反映させる。

 同センターは昭和56年建設。広畑病院は平成25年3月に救命救急センターを開設したばかりだが、橘史朗院長は会見で「救急の医師が不足しており、5年、10年後の医療態勢に不安をぬぐえない」と述べ、統合に踏み切る理由を説明した。

 県立病院の統合再編は、実現すれば3例目。尼崎病院(尼崎市)と塚口病院(同)が統合する「県立尼崎総合医療センター(仮称)」が今年7月、柏原病院(丹波市)と柏原赤十字病院(同)が統合する新病院が30年度、それぞれ開院予定。