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新潟で「東アジア文化都市」開幕 日中韓が「相互理解」誓う

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新潟で「東アジア文化都市」開幕 日中韓が「相互理解」誓う

 日本、中国、韓国の3都市間が文化芸術イベントを通じて交流を図る「東アジア文化都市」が27日、開幕した。新潟市中央区のりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館で式典が行われ、各都市の代表が相互理解と協力を誓い合った。新潟県民会館では開幕イベントが行われ、3カ国の芸能団が共演し、市民ら約1600人を魅了した。

 東アジア文化都市は昨年から始まり、国内開催は横浜市に続き2都市目。

 式典では新潟市とともに今年の東アジア文化都市に選ばれた中国・青島(チンタオ)市から25人、韓国・清州(チョンジュ)市から30人の代表団も出席した。新潟市の篠田昭市長が「こんにちは」を3カ国語で話し、「これから両都市としっかりスクラムを組んで、日中韓の文化交流を新潟市からやっていきたい」と宣言した。青柳正規文化庁長官は「東アジア都市間の文化交流が進み、3カ国の相互理解や連携協力関係が、より進化していくことを期待する」とあいさつした。

 清州市の李承勳(イスンフン)市長は「お互いに理解を深め、東アジア全体の平和に導けるよう力を発揮すべきだ」、青島市の李文革(りぶんかく)・文化広電新聞出版局副局長も「ともに東アジアの文化を輝かしいものにするために努力していこう」と呼びかけた。

 式典に先がけて行われた開幕イベントでは、清州市立舞踊団が扇を用いて蝶や花を表現した舞や、青島市歌舞劇院による舞踊、中国の伝統楽器「古筝(こそう)」、チャルメラ吹奏などが聴衆をなごませた。新潟市からは、にいがた総おどりなどが披露され、地元アイドルグループ「Negicco(ネギッコ)」も「サンシャイン日本海」を歌い、花を添えた。

 東アジア文化都市は日中韓文化大臣会合での合意に基づき始まった事業。文化芸術による発展を目指す3カ国の各都市が選ばれ、1年間、さまざまな文化芸術イベントが行われる。