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但馬空港搭乗者50万人 兵庫

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但馬空港搭乗者50万人 兵庫

 但馬空港(豊岡市)と大阪空港(伊丹市)を現在、1日2往復している定期便の搭乗者が25日、平成6年5月の開港以来、20年で50万人に達した。節目の大台突破に、地元自治体や経済関係者は、伊丹からの乗り継ぎ客が増えている東京への直行便就航に期待をかけている。

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 50万人目の搭乗者となったのは、午前便で到着した東京都の主婦。但馬5市町などでつくる但馬空港推進協議会の宮垣和生会長や豊岡市の中貝宗治市長らがロビーで出迎え、記念セレモニーで旅行券や花束などが贈られた。

 同協議会によると、但馬空港の利用者は、11年10月に10万人を突破。その後、16年4月に20万人、19年11月に30万人、23年7月に40万人の節目を達成した。搭乗者が最も多かったのは20年度の2万9161人。直近の25年度は過去2番目の2万8726人だった。

 例年12月から1、2月の冬場は天候不順で欠航が目立ち、利用者はダウン。搭乗率は70%を目標にしているが、20年度から60%台で推移している。過去最高は20年度の65・2%。25年度は62・2%だった。

 関係者が但馬空港の活性化に強い期待をかけるのが東京直行便の就航だ。伊丹から羽田空港への乗り継ぎ客は、21年度から年間9千人台に増加。25年度は初めて1万人を突破し、但馬空港利用者の4割に相当する1万1113人が伊丹から東京に飛んだ。

 県がまとめた但馬空港の利活用方策(中間案)によると、但馬~大阪路線は「伊丹空港を経由して全国26空港につながる貴重な高速交通手段」と明記。平成30年度の羽田直行便について「年間2万7千人~5万9千人の需要が発生する」と推計し、羽田発着枠を確保する一方、運行事業者への具体的な働きかけが必要としている。

 さらに城崎温泉など但馬の観光スポットへの来訪が増えている外国人観光客を取り込み、地域活性化を図るためには「関西国際空港への路線展開が有効」として、関空便の利用者数や採算性などについて検討を重ねるとしている。