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【キラリ甲信越】新潟プロレス設立3周年 地域密着モットー、独り立ちへ動き出す 新潟

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【キラリ甲信越】
新潟プロレス設立3周年 地域密着モットー、独り立ちへ動き出す 新潟

 新潟をプロレスで元気に-。地域に密着した団体を目指す「新潟プロレス」(新発田市)が設立丸3年を過ぎ、3月に初めて新潟市内で興行を行う。ゼロからのスタートだったが、現在は所属選手も6人に増え、組織として独り立ちできるよう、企業や各種団体と連携などの構想が動き出した。(慶田久幸)

                  ◇

 ◆コーチのはずが

 新潟市西区出身のシマ重野代表(41)はメキシコのプロレス道場で修業した経験を持つ。だが、腰を痛めてプロレスを諦め、新潟へ戻り、スポーツインストラクターなどとして働いていた。

 県内でプロレス団体を立ち上げる話が出たとき、経験を買われて、コーチ、アドバイザーとして協力するはずだった。

 だが、選手が集まらず、自らリングに登ることになり、平成23年10月、旗揚げ戦を迎えた。そこで公開オーディションを行い、合格したのがコシ☆ヒカ~ル選手だった。

 その後、スーパーササダンゴ・マシン、マスクド・アルビレックス、ビッグTHE・良寛、HAKUCHO(はくちょう)の4選手が加入し、6人になった。

 ほとんどの選手が新潟にちなんだマスクマンなのは、観客に覚えてもらうためと、キャラクターグッズを作成・販売していく狙いもあるという。

 現在は年4回の自主興行のほか、他団体の興行に参戦したり、地域などのイベントや祭りに参加したりしている。

 コシ☆ヒカ~ル選手は「小さな会場でプロレスを見たことないお年寄りや子供にプロレスの楽しさを知ってもらいたい」、HAKUCHO選手は「体を大きくして団体も大きくしたい」と夢を語る。

 こうした地道な活動が支持され、観衆も初めは80人程度だったが、現在は毎回300人程度集まるようになってきている。

 ◆プロレスだけで

 今後はまず「プロレスを娯楽として地域に根付かせることが大切だ」と重野代表。そのためには団体が独り立ちする必要があり、いくつかの収入源確保に向けて動いている。

 一つが、スポーツジムの経営だ。現在ショッピングセンターの一角を借りているが週3回程度のトレーニングしかできない。だが、年内に別の場所に移転して毎日できるようにすることで会員を増やせる。

 企業や団体などによる後援会を結成し、支援してもらう計画も進んでいる。地方自治体や企業から呼ばれてイベントに参加する機会ももっと増えると重野代表は期待する。

 選手のキャラクターグッズの販売も増やしていきたいという。

 将来的には組織化し、新潟プロレスの選手だけで興行ができること、そしてプロレスだけで食べていけることが目標だ。

 旗揚げ時から支援している清和大学の野呂一郎教授は「ファンはプロレスではなく、新潟プロレスを見に来ている。団体が大きくなることよりも地元密着を選んだ。その軸がぶれていないから支持される」と評価。新潟経営大学の関博之教授も「プロレス版アルビレックスになる可能性を秘めている」と話している。

 ◆来月14日に大会

 新潟東区プラザ大会は3月14日午後5時半開始。TAKAみちのく選手(KAIENTAI DOJO)や関本大介、伊東竜二両選手(いずれも大日本プロレス)らも参戦する。

 一般自由席3千円 中学生以下自由席1千円(いずれも当日券500円増)、未就学児無料。チケットは新潟プロレスオンラインショップ(http://npwonline.thebase.in/)か事務局(電)090・2407・9154。