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福岡市ビッグバンプロジェクト、「天神再開発」後押し 

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福岡市ビッグバンプロジェクト、「天神再開発」後押し 

 福岡市は24日、天神地区(約80万平方メートル)のオフィスビルや商業ビルの建て替えを促し、今後10年間で30棟の建て直しを目指す「天神ビッグバン」プロジェクトに取り組むと発表した。国家戦略特区による規制緩和を活用する。市は8500億円の経済効果を見込む。

 対象となるのは、天神を東西に貫く「明治通り」と、南北のメーンストリート「渡辺通り」が交差する天神交差点から半径500メートル内の地域。30棟の建て替えによって、ビルの延べ床面積は1・7倍の約75万平方メートルに、ビル内で雇われる従業員は2・4倍の約9万7千人とすることを目標に掲げる。

 天神明治通り地区(17万平方メートル)では昨年11月、航空法によるビルの高さ制限が緩和された。市は建て替え促進策として、ビルから離れた場所での駐車場設置が可能となるよう市条例の改正を検討する。これまでの条例では、延べ床面積1500平方メートル以上のビルには、規模に応じた台数の駐車場併設が義務づけられていた。

 オフィス仲介大手、三鬼商事(東京)によると、天神地区内のビル空室率は平成21年度の14・3%から今年1月末時点は6・35%と改善した。

 市都心再生課の担当者は「国家戦略特区指定を受け、まちづくりの気運が高まっている今、都市再開発を一気に開花させたい」と語った。