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元現場責任者ら逮捕 廃棄物不法投棄の疑い 宮城
焼却灰を違法に埋めたとして、県警生活環境課と大和署は廃棄物処理法違反容疑で、大和町鶴巣大平の産業廃棄物処理会社「タイワコスミックミリュー」の元現場責任者、納田和仁容疑者(63)=仙台市泉区八乙女=ら元従業員の男4人を逮捕した。投棄された廃棄物の総量は計約176トンに上り、県内の不法投棄事件としては過去最大規模となる見通し。
逮捕されたのは、ほかに元工場長の稲岡成美容疑者(45)=徳島市南佐古五番町、元作業員の四宮誠一郎容疑者(59)=徳島市安宅、阿部文一容疑者(64)=大和町吉岡西原。納田容疑者は「ごみではなく有価物だ」と否認し、稲岡容疑者は「埋めたが、捨てたつもりではなかった」と一部否認しているという。ほかの2人は容疑を認めている。逮捕は22日付。
逮捕容疑は、昨年8月12から13日にかけ、同社が借りている大和町の山林に産業廃棄物の焼却灰約39トンを埋めたとしている。
現場からは、東日本大震災の被災住宅の解体で出たとみられる断熱材などの廃プラスチック約21トンや、震災がれきとみられる廃材など約116トンも見つかり、同課などは同法違反容疑で捜査を進めている。
県警は昨年8月中旬に同社の関係者から寄せられた情報提供をもとに、同社事務所などを家宅捜索。9月上旬、ごみを埋めたとされる敷地で現場検証し、ごみを重機で掘り起こして量を測定した。11月中旬にはごみ焼却施設を現場検証し、捜査を進めてきた。
同社の社長は県警の調べに対し、「(納田容疑者が)保健所の許可をとったと思っていた」などと話しているという。
