産経ニュース

今秋デビューの「青天の霹靂」特A米に 青森で初取得

地方 地方

記事詳細

更新


今秋デビューの「青天の霹靂」特A米に 青森で初取得

 県が今秋デビューさせるコメの新品種「青天の霹靂(へきれき)」が19日、日本穀物検定協会から食味ランキングの最高評価「特A米」を取得した。県産米が特A評価を受けたのは初めて。県は今後、県内をはじめ首都圏などで販売戦略を展開していく。

 青森は東北で唯一、特A米がなかった。このため、県産業技術センターが約10年の歳月をかけて新品種の開発を進めてきた。青天の霹靂は「ひとめぼれ」の系統を受け継ぎ、津軽地方で2年前から試験栽培が始まった。粘りと硬さのバランスの良さや甘みがあるのが特徴で、県は生産者や農業関係団体と連携しながら特A取得に向けた取り組みを進めていた。

 この日は午後2時から東京で同協会の発表があった。県東京事務所から県庁の県農産園芸課に特A取得の連絡が入ると、待機していた三村申吾知事が県農林水産部の幹部らと抱き合いながら大喜び。

 三村知事は「生産者、農業関係団体などの努力。とにかく『ありがとう』と言いたい」と声を詰まらせ、「これで終わりではなく、これからがスタート。本格的な秋の作付けにつなげ、販売戦略にも力を入れていく」と語った。

 米価の下落や減反に加え、限られた市場を奪い合う産地間競争の激化など、コメをめぐる環境が厳しさを増す中、県は今年から3年間を青天の霹靂のブランド化に向けた重点期間と位置付け、首都圏での街頭や小売店などでも積極的なセールスを展開する方針。24日には関係機関を集めて27年産の生産・販売対策などを話し合う。