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「メルビッシュ湖上音楽祭」初の海外公演 河口湖で今秋上演

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「メルビッシュ湖上音楽祭」初の海外公演 河口湖で今秋上演

 オーストリアの屋外オペレッタ・フェスティバル「メルビッシュ湖上音楽祭」初のジャパンツアーが今秋計画され、富士河口湖町の野外音楽堂「河口湖ステラシアター」で国内5会場の取りを飾って9月10、11日に上演される。日本公演の演出を担当するゲアハルト・エルンスト氏(69)が来日し、会場の下見を兼ねてステラシアターを訪れた。報道陣に「聖なる山(世界文化遺産の富士山)に抱かれ、公演できることは光栄だ」と語り、他の4会場とは異なるサプライズ演出を考えていることを明らかにした。

 メルビッシュ湖上音楽祭はオーストリアとハンガリーにまたがるノイジードル湖(世界文化遺産)で1957年に初めて上演して以来、“門外不出の音楽祭”として海外公演を一度も行ったことがない。湖上に浮かぶステージは歴史を感じさせる町を再現したスケールの大きなオペレッタで、毎年夏の1カ月半の公演で延べ20万人以上の観客を動員している。

 初の海外公演についてエルンスト氏は「ノイジードル湖で半世紀以上も公演を続け、世界的に有名になり、海外に出るべきだとの意見が音楽祭関係者の間で多い」と話し、日本を公演先に選択した理由を「日本にはオペレッタを熟知したファンが多く、日本での公演成功が出演者らの自信につながる」と説明した。

 ジャパンツアーではヨハン・シュトラウスの「こうもり」全3幕(約3時間を予定)を上演する。歌手10人、合唱20人、バレエダンサー20人とオーケストラ40人の編成。エルンスト氏自身も演出を担当しながら第3幕で刑務所看守役で登場する。

 ステラシアターはステージの背後と屋根を開閉することができる。現地を視察したエルンスト氏は「屋外の気分を大切にして舞台の外まで使いたい」と話し、他会場とは別演出を想定しているようだ。また「気取って見る必要はなく、公演を気楽に楽しみ、幸せな気分になってもらえたらうれしい」とも話した。

 ステラシアターでの公演は9月10日が午後3時開演、11日が同5時開演。日本語字幕付き。入場料SS席2万5千円、S席2万2千円、A席1万8千円、B席1万円、C席2千円。チケット販売は5月9日から(先行予約あり)。ステラシアターで取り扱う。河口湖ステラシアター(電)0555・72・5588。