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一昨年閉館の「日本はきもの博物館」が福山市資料館として7月再開へ

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一昨年閉館の「日本はきもの博物館」が福山市資料館として7月再開へ

 一昨年11月に閉館した「日本はきもの博物館」(福山市松永町)について、福山市は16日、同館を運営管理してきた財団法人の清算法人から今年3月末に寄付してもらい、同7月に「市松永はきもの資料館」として再開させることを市議会文教経済委員会で明らかにした。

 同博物館は、松永地区のげた産業100周年を記念して昭和53年に開設。3332平方メートルの敷地に、玩具博物館や喫茶など8施設がある。国重要有形民俗文化財のはきものや玩具など計3万1705点を所蔵しており、ピーク時は年約6万6000人の来場者が訪れた。

 しかし、来場者は次第に減少。運営管理する財団法人遺芳文化財団(丸山万里子理事長)は、市に寄贈する方針を固め、一昨年11月末で閉館。財団は解散し、清算法人となっていた。

 市によると、リニューアル資料館の運営は、同地区の9つの学区などで構成する「松永地区まちづくり推進委員会連絡協議会」とともに行う。館内案内や受け付け、清掃などは同協議会に委託する方向。

 また、敷地内の玩具博物館は展示を縮小して、同地区ゆかりの偉人紹介を中心にはきものや玩具を展示する「はきもの玩具館」としてリニューアル。はきもの展示を行っていた施設は解体して駐車場(乗用車17台、バス4台)を整備する。

 同玩具館のみ有料で300円。運営マニュアルやパンフレット印刷などの準備をして、今年7月のオープンを目指すという。

 福山市では「博物館には郷土の文化財や史料が多く、引き継ぐ必要があると考えた。再開後には多くの人に見ていただけたら」としている。