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公共交通の利用拡大を 兵庫・加西市、ルートナビ配布

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公共交通の利用拡大を 兵庫・加西市、ルートナビ配布

完成した「らくらくおでかけルートナビ」

 播磨地域の内陸部に位置し、住民のマイカー利用率が高い加西市が、鉄道やバスなど公共交通の利用拡大を目指し時刻表やルート案内図を掲載した冊子「京阪神へらくらくおでかけルートナビ」を1万8千部作成し、市内全戸に配布した。

 加西市は、鉄道はJR加古川線や神戸電鉄粟生線と粟生駅(小野市)で接続する第三セクターの北条鉄道がある。しかし、そのほかの交通機関は市内を走るコミュニティーバスが主体で、市外へは姫路市と結ぶ路線バスが数系統あるだけだ。

 このため、市民のマイカー利用率が高い。平成22年の調査では、市民の移動手段として自動車は75%を占めたのに対し、鉄道は3%で、バスは2%にすぎなかった。

 今後、高齢化の進行が予想され、公共交通機関の衰退は地域の衰退にも直結しかねないとして、同市や国、県、公共交通の運営者などで構成する「市公共交通活性化協議会」が昨年8月から公共交通の利用促進を目指して冊子の編集に取り組んできた。

 冊子では、加西市を起点にしての神戸・三宮や大阪、京都への鉄道や高速バスでの移動手段を紹介。北条鉄道からJR加古川線や神戸電鉄を乗り継ぐ場合の時刻表や、高速バスの方面ごとの時刻表が掲載されており、それぞれの地域の利用者が使いやすいよう配慮されている。大阪(伊丹)空港や関西国際空港へのアクセスは鉄道やリムジンバスを利用するルート案内や時刻表も掲載した。

 同協議会の担当者は「鉄道会社やバス会社のダイヤ改正に合わせて年1回は改訂版を出したいが、3月の改正や季節ダイヤなどは市のホームページで情報提供をするので参照してほしい」と話す。

 A4判。問い合わせは同協議会(電)0790・42・8700。