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「チーム医療の必要性」指摘 千葉県がんセンター問題で日本外科学会

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「チーム医療の必要性」指摘 千葉県がんセンター問題で日本外科学会

 県がんセンター(千葉市中央区)で腹腔(ふくくう)鏡下手術を受けたがん患者11人が術後短期間に相次いで死亡した問題で、手術に至った経緯を調査する県の第三者検証委員会(多田羅浩三会長)は5日、東京都千代田区の都道府県会館で会合を開き、11例の技術的な検証を依頼していた日本外科学会から報告を受けた。

 検証委は同学会の報告内容を非公表としているが、会合後に会見した多田羅会長によると、報告の中で11例のうち8例を執刀した医師について「日本の内視鏡手術をリードする医師」などと評価。その一方で、「難しい手術に対して1人の医師が独断で進めるのではなく、周囲の助手などと建設的な議論をして、チーム医療で臨むべきだった」といった趣旨の指摘があったという。また、報告では同センターで死亡事例が相次いだにもかかわらず、次の腹腔鏡下手術に取り組む前に倫理審査委員会が開かれず改善が見られない点が問題視されていたという。

 検証委は同学会の報告を元に、3月末までに再発防止と原因追究について、検証委としての報告をまとめる方針。