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有田市がふるさと納税ユニーク返礼品「市長のお薦め本」

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有田市がふるさと納税ユニーク返礼品「市長のお薦め本」

 自治体に寄付すると税額控除され、特産品などが贈られる「ふるさと納税」が全国で活況を呈するなか、有田市では「市長のお薦め本」というユニークな返礼品が登場した。

 有田市では平成20年度にふるさと納税がスタートし、1万円以上の寄付者に対して5千円相当の市の特産品を贈呈。これまでは市が認定したミカン一箱5キロを贈っていたが、制度を充実させようと昨年10月、かんきつジュースやハチミツ、あんぽ柿など11種類を追加した。

 そのなかの一つとして加わったのが、市長のお薦め本。読書家という望月良男市長が小説や自己啓発本など、寄付者の年齢や性別を考慮して、その人に合った3冊を選出。市長のコメントを添えて贈呈するという。望月市長は「遊び心で入れてみた」と苦笑まじりに話した。

 返礼品の種類が増えたことで、昨年4月~12月の寄付総額は約624万円(402件)で、前年度の5倍以上に増加した。ミカンについては発送が収穫時期の11月~12月上旬に限られ、数量限定ということもあり、「今年の分は早々に終了した」(市総務課)とうれしい悲鳴をあげる。

 同課担当者は「種類を増やしたことで、市のホームページ以外のウェブサイトでも紹介され、広く知られるようになったのでは」と分析。「特産品のPRもかねて、さらに増えていってほしい」と期待を寄せている。