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飲酒ひき逃げ死亡で地裁判決 元川口市職員に懲役10年 埼玉

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飲酒ひき逃げ死亡で地裁判決 元川口市職員に懲役10年 埼玉

 川口市で昨年7月、ミニバイクに乗っていた同市北園町の飲食店アルバイト、井口宣子さん=当時(65)=が乗用車に約1・3キロ引きずられ死亡した事件で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた元同市職員、松村大貴被告(26)=同市源左衛門新田=の判決公判が29日に行われ、河本雅也裁判長は懲役10年(求刑懲役15年)を言い渡した。

 判決で河本裁判長は、松村被告が大量の飲酒で極めて危険な運転を行い、井口さんをはねたことに気付きながら逃走した上、悪質な飲酒運転の隠蔽(いんぺい)工作を行ったと指摘。「危険運転致死傷の事案の中では重い部類」とする一方、松村被告が反省の言葉を述べ、前科がないことなどを情状酌量の理由として挙げた。

 河本裁判長は公判の最後に「言葉だけではなく反省し、被害者への謝罪の気持ちを忘れないように」と説諭。松村被告は27日の論告求刑公判で「これから先も一生償ってまいります」と遺族に謝罪していた。