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熊野古道とサンティアゴ巡礼路が「共通巡礼手帳」

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熊野古道とサンティアゴ巡礼路が「共通巡礼手帳」

 熊野古道と「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」という、世界で2例しかない「道の世界遺産」がある田辺市とスペイン・ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラ市が、「共通巡礼手帳」を作製した。両市は昨年5月に観光交流協定を締結しており、初の共同事業。2月から実施し、「二つの道を多くの人が訪れてほしい」としている。

 押印手帳は縦17・5センチ、横11センチの五つ折りで、日本語、スペイン語、英語の3カ国語で表記。熊野古道が30カ所、サンティアゴは40カ所のスタンプを押印するスペースがあり、熊野古道の九十九王子跡やサンティアゴの道の教会などにスタンプが設置されている。

 両方の道を歩くと、「二つの道の巡礼者」として、シンボルの八咫烏(やたがらす)とホタテ貝を並べた巡礼達成スタンプが押印されるほか、限定の記念ピンバッジをプレゼント、名前が共通巡礼WEBサイトで紹介される。押印手帳は1万8千冊、ピンバッジは500個つくり、半分をスペインに送る。

 サンティアゴ・デ・コンポステーラはローマ、エルサレムと並ぶキリスト教の三大巡礼地で、1993(平成5)年に世界遺産に登録。熊野古道を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」は平成16年に登録された。

 巡礼手帳は無料、問い合わせは田辺市観光振興課(電)0739・26・9929。