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たたら製鉄とタタールとの関係研究へ タタルスタンから視察団

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たたら製鉄とタタールとの関係研究へ タタルスタンから視察団

 モンゴル高原などで活動した遊牧民、タタール(タタル)が日本古来の製鉄技術「たたら製鉄」の語源!? 謎を解明しようと、ロシアのタタルスタン共和国の視察団が島根県で現地調査を進行中だ。地元関係者も「大きなロマンを感じる」と期待を込めて調査を見守っている。

 島根県ではたたら製鉄の技術が残り、日本刀の原料になる玉鋼を生産。一方、タタール人は古くから優れた製鉄技術を持っていたとされ、朝鮮半島を経て日本に伝来した説も。

 モスクワの南東数百キロに位置するタタルスタン共和国。昨春、日本・ベトナム文化交流協会理事長の筒井豊春さん(63)が同国で晩餐(ばんさん)会に出席した大統領に「島根のたたら製鉄との関係を研究したらどうでしょう」と提案していた。

 来県したのは、同国科学技術庁のラファエル・カキモフ氏ら3人。22日は島根県庁の溝口善兵衛知事や松江市の松浦正敬市長らを表敬訪問した。

 ラファエル氏は「たたら製鉄を通じた島根県との関係を本で紹介したい」。松浦市長は「ロマンのある話だ」とし、溝口知事も「たたら製鉄を知ってもらう一助になる」と歓迎した。