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北朝鮮に壁紙不正輸出 外為法違反容疑でタクシー運転手逮捕 千葉

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北朝鮮に壁紙不正輸出 外為法違反容疑でタクシー運転手逮捕 千葉

 北朝鮮に壁紙を不正輸出したとして、県警外事課は19日、外為法違反(無承認輸出)の疑いで、韓国籍で野田市日の出町、タクシー運転手、權五植(クォン・オシク)容疑者(67)を逮捕した。同課によると、容疑を認めているという。權容疑者が事実上経営していた同市木間ケ瀬の有限会社「三和商会」についても、同容疑で摘発する方針。

 逮捕容疑は平成24年11月30日ごろ、経済産業相の承認を受けずに、壁紙約8900キロ(申告価格230万円)を中国の大連経由で北朝鮮に輸出したとしている。同課によると、同年は金日成(キム・イルソン)主席の生誕100周年で、平壌市内などで多くの建物が改装されていたため、大量の壁紙の需要があったという。

 壁紙はロール状に巻かれてコンテナに積まれ、横浜市中区の本牧埠頭(ふとう)から一般の貨物船で中国・大連に向かい、その後、現地の何者かが北朝鮮に運んだとみられる。

 權容疑者は、都内でタクシー運転手として勤務していた。同社は、遊技機の販売業として登記されているというが、実体のないペーパーカンパニーとみられる。昨年8月に行われた関係先の家宅捜索では他の輸出に関わる書類も見つかっているといい、同課がさらに調べを進めている。