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東金の市民劇団「辺田方座」が24日に手作りコメディーミュージカル

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東金の市民劇団「辺田方座」が24日に手作りコメディーミュージカル

 東金市の市民劇団「辺田方座(へたかたざ)」のミュージカル公演「ウキフネ・オブ・ヘブン~光を抱いて時空を跳べ」が24日、同市東岩崎の東金商工会館で行われる。昨年5月の公演作品を、歌う人数を増やすなどしてパワーアップして再演するもので、本番を間近に控え、市民らが本格的な稽古を重ねている。

 「辺田方」は奈良、平安から江戸時代が始まる直前頃まで、東金地域を表していた地名という。市の新たな文化を創造しようと、ミュージカル好きの当時の市観光協会長の前嶋康夫さん(61)を座長に、平成23年11月に旗揚げされた。

 初公演では地元にさまざまな伝承が残る平将門が主役だった。軽妙なせりふや耳障りの良いオリジナルの歌が特徴で、経験がほとんどない市民によるすべて手作りのミュージカルは好評を博し、24年10月には東日本大震災の被災地、福島県田村市でも公演を行った。

 2作目となる「ウキフネ-」の主役も郷土史を取り入れたもので、市にゆかりのある小野小町と西行が登場。地元アイドル「YASSA Comachi」のリーダーで高校2年の嶋田珠奈さん(17)と、元同グループの一員のダンスインストラクター、大森菜穂さん(26)が扮する。地元のダンススクールに通う小中学生や市職員、看護師らも舞台に登場。裏方の照明なども市民の手で行われ、大道具や小道具も手作りだ。

 現代にタイムスリップした高校教師・小野小町に、時空のゆがみを修整する時空管理官の西行が出会うストーリー。西行が刺したつえから花が咲いた「墨染桜」など、郷土の伝承も要所にちりばめられている。

 11日に舞台を設置して初めて行った稽古では、座長の前嶋さんが「羞恥心を捨てて」と激しく演技指導する姿が見られた。嶋田さんは「せりふを覚えるのと、気持ちの伝え方が難しい」、大森さんは「皆さん舞台の経験はなかったが、回を重ねるごとにうまくなっている。おなかを抱えて笑えるコメディーになっている」と話した。

 前売り指定席1千円。当日立見券は500円。問い合わせは東金商工会議所(電)0475・52・1101。