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三井の晩鐘スッキリ 僧侶らすす払い 滋賀

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三井の晩鐘スッキリ 僧侶らすす払い 滋賀

 年の瀬を迎えた28日、大津市園城寺町の三井寺で、県指定文化財「三井の晩鐘」のすす払いがおこなわれた。僧侶らは1年間の汚れを竹ぼうきで払い落とし、新年を迎える準備を整えた。

 三井の晩鐘は、高さ2・1メートル、重さ2・3トンの大鐘で、国重要文化財の鐘楼につるされている。厳かで重々しい音色から、「日本三名鐘」のひとつに数えられる。この日は、僧侶らが竹の枝の先端にササの葉をつけた長さ約3メートルの竹ぼうきを使って、鐘にたまっていたすすを払った。その後、鐘楼にしめ縄を取り付けた。また、地元の長等スポーツ少年団の子供たちも境内の掃除に参加。落ち葉を拾ったりほうきで道をはいたりしていた。

 すす払いをおこなった僧侶の柳田暹昭さん(46)は「すす払いで旧年中の厄を落とせたと思う。今年いろいろあった方もすがすがしい気持ちで新年を迎えてもらえるよう鐘をついてもらいたい」と話していた。

 大みそかの31日深夜から元日の未明にかけ、除夜の鐘として初詣客らがこの鐘をつける。

 問い合わせは三井寺(電)077・522・2238。