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内田文学賞に三ツ木さん 岡山県郷土文化財団

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内田文学賞に三ツ木さん 岡山県郷土文化財団

 県郷土文化財団は「第12回内田百●文学賞」の最優秀賞に、岡山市中区の三ツ木茂さん(67)=本名・森茂=の「漱石の忘れもん」を選んだ。来年3月に表彰式が行われ、優秀賞とともに計4作をおさめた作品集が来春出版される。

 岡山市出身の作家、内田百●(明治22~昭和46年)にちなんだ同文学賞は、生誕100年を記念して平成2年に創設。岡山にゆかりのある随筆や短編小説を対象に隔年で開催されており、今回は計306作の応募があった。最終審査員の作家、小川洋子さんや奥泉光さん、エッセイストの平松洋子さんが選んだ。

 受賞作は短編小説で、主人公が恩師の講演テープに納められた若き日の夏目漱石と内田百●についてのエピソードを掘り起こすという筋立て。「実在の人物を登場させながらチャーミングな架空の話を作り出した」などと審査員から高評価を得た。

 他に優秀賞として、神奈川県鎌倉市の里海(さとみ)瓢一(ひょういち)さん(53)の「夕凪から」▽石川県加賀市の畔地(あぜち)里美さん(63)の「硬い水」▽岡山市北区の小田由紀子さんの「字隠し」-の3作が選ばれた。

●=門の中が月