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ミヤリーもご満悦、カクテルできた 頭のサツキなど色合い再現 宇都宮

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ミヤリーもご満悦、カクテルできた 頭のサツキなど色合い再現 宇都宮

 「カクテルの街・宇都宮」を代表する名店に、宇都宮市のマスコットキャラクター「ミヤリー」をイメージしたカクテルが登場した。星形にカットした2色のリンゴが、ミヤリーの頭を飾るサツキを再現したと一目で分かる傑作。ミヤリーもご満悦だとか。

 「ミヤリーカクテル」を考案したのは、カクテルバー「パイプのけむり武井」(宇都宮市本町)の堀田京介さん(24)。モモの果肉飲料とパイナップルジュースを同量、さらにグレナデンシロップをティースプーン1杯。緑色のキウイのシロップがグラスの底に沈み、きれいな2層のノンアルコールカクテルに仕上げた。もちろんアルコールのアレンジも可能。ウオツカかラムを足して調整する。「飲みやすく、かわいらしい味で。ミヤリーの肌色やピンク、頭頂部の緑色も入れたかった」と堀田さん。

 店のオーナー、武井常夫さん(67)は、日本バーテンダー協会ベストバーテンダーの称号も得た第一人者で、常連客の影響でミヤリーファンに。今秋、宇都宮カクテル倶楽部のイベントでミヤリーをエスコートした。ファンは「ミヤリーのおじいちゃん」とも。そんな武井さんにちなんで「店をアピールするカクテルを」と提案したのは他店のオーナーだった。毎夜、店を出て宇都宮の繁華街、泉町通りを歩き、さまざまな人と交流が深い武井さんを自分のことのように心配する後輩が多いのだ。

 堀田さんは完成までに試作を重ねた。クリームを使った飾りやミルク系の味などイメージは多様だった。10月中旬、居合わせた記者も試飲した。「おいしいけど、見た目にミヤリーっぽさがない」。まだ酔っていなかったが、遠慮なく…。店員、崎山朝人さん(20)が挑んだ試作品には「想像できる仕上がりだな」と辛口で答えておいた。

 完成作品は今月、ミヤリーの活動3周年を記念する「感謝祭」で披露。宇都宮市広報広聴課の篠原永知さん(43)は「ミヤリーの色をうまく表現してもらい、ファンへのサプライズになった。バーテンダーもイケメンで、ミヤリーの好み」と太鼓判を押す。

 堀田さんは「受け入れられるか心配だったが好評だった」と安堵(あんど)し、「宇都宮のPRに貢献したい」。観光客には地元のカクテルとしてアピールできる。武井さんは、まな弟子の成長ぶりに「お客さまとの会話で、その人に合わせて対応できる。安心して任せられる」と目を細める。ミヤリーカクテルは800円(税別)。