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【衆院選2014戦いの情勢】11~15区 12区、元自民県議の争い再び

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【衆院選2014戦いの情勢】
11~15区 12区、元自民県議の争い再び

【11区】

 無所属前職の小泉龍司、自民前職の今野智博、共産新人の柴岡祐真の前回と同じ3人が出馬を予定。平成17年の郵政選挙で造反し自民を離れた小泉は、草の根の支持の強さで前々回、前回とダブルスコア以上で勝利。5期目を狙い、比例復活を許さない圧勝を目指す。2期目を目指す今野は、政党相手ではない11区特有の戦いの中で、2月の雪害での助成金や本庄道路の予算確保など、地域への貢献を強調し支持を訴える。柴岡は安倍政権批判に力を入れる。

【12区】

 自民前職の野中厚、民主元職の本多平直、次世代新人の森田俊和の3人は前回と同じ顔触れで、共産新人は元北川辺町議の鈴木千賀子。前回はともに県議から転身を目指した加須の野中、熊谷の森田の2人が自民公認を争い、敗れた森田は無所属で出馬したが次点。次世代に立場を変えて再挑戦する。一方の野中は熊谷への浸透度が試される選挙。本多は「夏頃から激励の声が増えた」と民主の党勢回復を期待する。鈴木も党の政策を訴える。

【13区】

 6期目を狙う自民前職の土屋品子、みんな解党で民主に合流した前職の山内康一、次世代新人の中村匡志、共産新人の秋山文和が立候補を予定。前回、公明の推薦なしで圧勝した土屋は、厚労副大臣の実績と医療福祉政策などを訴える。4期目を目指す山内は、埼玉選挙区からは初の出馬で、自民と異なる「穏健な中道」の必要性を主張。中村は次世代を「本物の保守」として安倍政権の外交などを批判する。秋山は春日部市議8期の実績をアピールする。

【14区】

 自民の三ツ林裕巳、維新の鈴木義弘の前職2人がともに2期目を目指す。共産新人の苗村光雄は4度目の出馬。ほかに元三郷市議が出馬を検討している。祖父、父、兄から受け継いだ議席を守りたい三ツ林は、地域貢献の面で与党議員のメリットを強調。元自民県議の鈴木とは保守票を奪い合う格好だ。前回選挙区で敗北しながらも八潮、三郷で自民を上回る維新比例票を掘り起こした鈴木は、教育政策など持論をアピール。苗村は安倍政権退陣を訴える。

【15区】

 自民前職の田中良生、民主元職の高山智司が4度目の対決。共産新人の田村勉のほか、新党改革新人、中川幸司が出馬を予定している。3期目を目指す田中は、経営者としての経験と経産政務官の実績から、中小企業振興策などを訴える。3期連続当選から前回落選した高山は、駅頭や集会で支持を求める「初出馬の頃に戻った」選挙戦で、非自民の受け皿を目指す。田村は安倍政権を批判。中川は平成22年の参院選に続く出馬となる。=敬称略