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「新市建設研究会」設置へ 桐生・みどり合併議論の場、両市長合意 群馬

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「新市建設研究会」設置へ 桐生・みどり合併議論の場、両市長合意 群馬

 みどり市の石原条市長は19日、亀山豊文桐生市長と同市役所で会談し、亀山市長が申し入れた両市の任意合併協議会(任意協)について、設置を見送る代案として「桐生・みどり新市建設研究会」を立ち上げることを提案した。研究会は合併に必要なさまざまな調整事項を両市の事務レベルで研究する組織としており、亀山市長も同提案を承諾。年内にも両市の議論の場として設置する。(平田浩一)

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 桐生市がみどり市と合併を目指す最大の理由は「飛び地の解消」だ。亀山市長は今年5月、みどり市役所を訪れ、石原市長に任意協の設置を要請していた。任意協を見送った理由について石原市長は、「議会の反対や市民の多くに『合併』という言葉の抵抗感が強い」などと話した。

 研究会は、両市のまちづくりの方向性や共通する課題の整備、行政運営の展望やサービス水準の比較など、両市がひとつになった場合について研究し、メリット、デメリットも含めて議論する場としている。

 石原市長は、「冷静に合併の議論ができる環境を整えるのが何より重要だ」と述べ、「市民らの意見を聴き、非常に熟慮した。地域の将来性を考えた場合、議論の場が必要。(合併の)住民投票も選択肢のひとつで、任期中には結論を出したい」と語った。

 また、提案を受けた亀山市長は「石原市長の提案には、合併に必要な調整事項がうたわれている。任意協の設置はできなかったが、合併に対して大きく前進できた。研究会は任意協にかわるものだと思っている」と、受け入れた理由を述べた。

 桐生市は「平成の大合併」で、現在はみどり市に形成された旧笠懸町、旧大間々町、旧東村との合併を目指したが、協議が不調に終わった経緯がある。