産経ニュース

野迫川のコウヤマキ、挿し木でPR 奈良にショップ開店

地方 地方

記事詳細

更新


野迫川のコウヤマキ、挿し木でPR 奈良にショップ開店

 野迫川村ふるさと復興協力隊員の長谷川桂二さん(48)がプロデュースした、同村のコウヤマキの挿(さ)し木(観賞用)や木工製品などを販売するショップが奈良市のもちいどの商店街「夢cube」内に15日、オープンする。過疎化に悩む村はコウヤマキの挿し木の主産業化を計画しており、長谷川さんは「多くの人にコウヤマキの魅力を伝え、興味をもってもらいたい」と話している。

 コウヤマキはスギに似た針葉樹で、高野山(和歌山県)周辺などで多くみられる。高野山に隣接した野迫川村にはコウヤマキがあっても、これまでは仏花に利用される程度だった。

 埼玉県出身でフリーのテレビカメラマンの長谷川さんは、「未知の世界に挑もう」と昨年、県のふるさと復興協力隊員に応募し、野迫川村に赴任。ビニールハウスでコウヤマキの挿し木を育てる事業に取り組んでおり、コウヤマキをPRして販路を開拓しようと店を開くことを決意した。

 コウヤマキは種から育てると20センチぐらいに育つまで7、8年かかるが、挿し木だと1年半。店の名は「やまからな」と名付け、植木鉢に入ったコウヤマキの挿し木を並べた。まだ小さいが、成長すれば円錐(えんすい)形の美しい形になるといい、盆栽のように楽しめる。

 十津川村で活動中の隊員が制作したランチョンマットや小物類、上北山村でつくられた木製の名刺ケースや小箱など、約30種類の木工製品も販売。

 長谷川さんは「コウヤマキの挿し木の販売は初めてだと思う。県南部には豊かな自然があるので、産業振興の起爆剤になれば」と話している。

 15日は午前10時の開店に先ち、午前8時から野迫川村産の野菜を販売する朝市も開かれる。

 問い合わせは同店(電)070・5650・5578。