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姫路城跡「三の丸大路」跡を確認 江戸期の道幅は21メートル

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姫路城跡「三の丸大路」跡を確認 江戸期の道幅は21メートル

通称「三の丸大路」沿いに掘られていた排水溝の跡=姫路城三の丸広場

 姫路市教育委員会は6日、同市本町の特別史跡・姫路城跡で、江戸期の姫路藩時代に、大手門から大天守の登閣口へ向かう主要通路だった通称「三の丸大路」の跡を発掘調査で確認し、大路の幅は21メートルだったと発表した。

 明治時代以降に軍用地として改変されるなどし、江戸時代以前の姿がほとんど分からない姫路城三の丸周辺の実態を解明するため、10月から三の丸広場南側の5カ所で発掘調査を実施。調査面積は53平方メートルで、三の丸周辺の調査は昭和63年以来26年ぶりという。

 発表によると、大路に沿って4カ所で、排水溝(幅60~90センチ、深さ約80センチ)を確認。大路から分岐し、西側にあった城主の居城(御居城(おんきょじょう))へ向かう通路の入り口にあった門や建物の礎石なども見つかった。

 大路の両脇にある排水溝の位置などから、大路の幅は約21メートル、御居城への通路の幅は約8メートルだったことが明らかになり、当時の様子を描いた「播州姫路城図」が精巧なことが分かったという。

 調査に当たった市埋蔵文化財センターは「将来の史跡整備の上での貴重な基礎資料がまたひとつ増えた」としている。現地説明会は9日午後1時半から。問い合わせは同センター(電)079・252・3950。