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横浜市の中学校、来年度にも温かい配達弁当 「家から持参」と選択可能

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横浜市の中学校、来年度にも温かい配達弁当 「家から持参」と選択可能

 横浜市教委が平成27年度にも市立中学校で温かい配達弁当の提供を始め、早期に全148校で実施を目指す方針を固めたことが6日、分かった。家庭から持参する弁当を基本とする考えは変えないが、家庭弁当と配達弁当の両者を選択できる環境を整え、当日注文できる業者弁当の販売も継続する。生活保護世帯など養育に支援が必要な生徒には、配達弁当を無料で提供することも検討する。市教委は、10日の市議会常任委員会で「中学校昼食の在り方」案を示す見通し。

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 市教委が検討している配達弁当は、事前に注文した生徒に対して温かいご飯と汁物、おかず、牛乳を300~400円台で提供するもの。民間調理施設で調理した弁当を、保温コンテナに入れて各中学校に配達する。校内に調理施設を設置するなどの方法も検討されたが、建設用地の確保が難しく、費用面での負担も大きいため断念した。

 同市は家庭弁当を基本としており、家庭弁当を持参できない生徒向けに業者が弁当を販売するのを認めている。9割以上の生徒が家庭弁当を持参しているが、保護者から「毎日の弁当作りが負担」といった声や、「温かくない」「家庭の事情で昼食の用意が困難な生徒がいる」などの課題があった。

 市教委が6~7月にかけて生徒や保護者らを対象に行った中学校の昼食に関するアンケートでは、約7割が「栄養バランスのとれたぬくもりのある昼食」の実施を希望。約8割が300~400円台なら注文したいという回答があり、温かい昼食の需要が高いことが分かった。

 中学校の昼食をめぐっては、現在家庭弁当を基本としている川崎市が28年度の完全給食の導入を目指しており、先月、市内3カ所に新設する給食センターで調理した給食を各学校に配布する「センター方式」を採用する方針を決めている。