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芝古墳は6世紀初頭築造 京都市文化財保護課が調査

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芝古墳は6世紀初頭築造 京都市文化財保護課が調査

 京都市西京区と長岡京市にまたがって分布する芝古墳群の芝古墳(芝1号古墳)を調査している京都市文化財保護課は6日、発掘調査で、墳丘の長さは33メートル、出土した埴輪片から築造時期が古墳時代後期初頭(6世紀初頭)とわかったと発表した。

 調査の結果、芝古墳は墳丘の長さが33メートルの前方後円墳で、後円部の幅が21・5メートル、後円部の高さが4メートル。周溝の長さを含めると36メートルの古墳。ただ、墳丘の東側は、江戸時代以降に墓地として利用されて破壊されており、前方部の幅は確定できていないという。

 また、後円部西側の墳丘から石組みの遺構を発見。二つの石を並べその上に石をのせた状態で、埋葬施設に伴う排水溝の可能性が高いという。埋葬施設については過去に盗掘を受け、かなり破壊されている。

 前方部からは埴輪片が出土。芝古墳は、これまで築造時期が5世紀前半から6世紀中ごろとみられていたが、円筒埴輪の破片が多数出土し、古墳時代後期初頭の6世紀初頭と判明した。

 芝古墳の東側約50メートルのところに、井ノ内車塚古墳があるが、それより一代前の首長墓と考えられ、古墳時代中期終わりから後期初頭にかけて、芝古墳、井ノ内車塚古墳、井ノ内稲荷塚古墳と、3代の首長墓がこの地域に連続して築かれたこともわかったという。

 市文化財保護課では「芝古墳は保存状況がよく、基礎的な情報を得ることができた」としている。

 現地説明会は8日午前10時から正午。小雨決行。問い合わせは現地事務所(電)090・6205・8261。