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高性能の太陽電池など開発の「技術研究組合」に甲南大が参加 

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高性能の太陽電池など開発の「技術研究組合」に甲南大が参加 

 電子材料のインク化技術の開発で高性能の太陽電池などの実用化を目指す「新世代塗布型電子デバイス技術研究組合」に、甲南大学(神戸市東灘区)が加盟した。平成24年に理化学研究所や埼玉大学、民間の化学メーカーなどで設立された技術開発のための組織で、関西圏の大学では初めての参加。甲南大は「地域の企業や研究機関と連携を進めたい」としている。

 この組合は、有機半導体をインク化して印刷技術を応用し製造することで、高性能で安価な有機薄膜太陽電池を作り出すことなどを目標としている。

 同大理工学部機能分子化学科の木本篤志講師によると、インク化した電子材料は曲面に塗ることができるため、形状を選ばない電子機器のディスプレーや照明などの開発にもつながるという。溶剤に溶かさないため、人体や環境に影響が少なく、医療機器への応用も可能という。

 木本講師は「この技術の研究は、関東地方が中心だが、甲南大が情報発信のハブ的役割を果たすことで関西でも研究を活性化させたい」と話している。