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危険顧みず地域の安全に尽力の「埼玉県民の警察官」を表彰

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危険顧みず地域の安全に尽力の「埼玉県民の警察官」を表彰

 「第37回埼玉県民の警察官表彰式」が4日、さいたま市浦和区の埼玉会館で行われた。受章した杉戸署刑事課の海野勝美警部補(58)▽県警少年捜査課の寺崎豊警部補(55)▽県警地域課の渡辺正警部補(54)-の3人が、その職務を献身的に支えてきた夫人とともに出席。長年にわたり治安維持に尽力してきた功績に大きな拍手が送られた。

 式では主催者を代表して鈴木裕一産経新聞社事業局長が「市民の安全を守るため危険を顧みず奮闘する警察官の姿には、立場を超えて心を動かされてきた。警察官表彰が県民と県警の懸け橋となるよう充実させていきたい」とあいさつ。

 選考委員長を務めた俳人の松本旭埼玉大名誉教授が選考の経緯を報告し、「高き天 仰いで更に 風満たす」との句で3人の栄誉をたたえた。

 続いて、鈴木事業局長が表彰状と純銀製の「県民の警察官章」を授与。夫人らには、杉山広産経新聞社さいたま総局長から「内助の功賞」が贈られた。

 来賓の上田清司知事は「3人には長年にわたり本県の警察情勢をリードし、後輩の見本となっていただいた。これからも困難な状況が続くが、それぞれの技量とチームワークで素晴らしい成果をあげてほしい」と激励。長峰宏芳県議会議長、山本正士県公安委員長も祝意の言葉を贈った。

 米田壮警察庁長官からは「多年の功労が認められ、埼玉県警はもとより警察全体の誇り。今後ともさらに職務に精励し国民の期待に応えてほしい」とのメッセージが伝えられ、最後に杵淵智行県警本部長が「3人はその道でプロフェッショナルとして地道に活動を継続し、治安維持に尽力してきた。今後も723万県民のために職務に一層精励してほしい」と締めくくった。

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 ◆喜びの受章者

 受章者を代表して、海野警部補が「親子2代で受章でき、非常に感慨深い。本日の感激を忘れることなく、埼玉県民の警察官として安全で安心して暮らせる街づくりのために職務に精励していきたい」と決意を述べると、同僚らから大きな拍手がわき起こった。

 海野勝美警部補「派手な仕事に見えるが、鑑識は『縁の下の力持ち』的な立場。粛々とやってきたことを評価していただきうれしく思う。父も喜んでいる」

 海野警部補の妻・まさえさん「心細い思いをしたこともあったが、それも自分を強く成長させてくれた。主人の立派な姿を見てこの人についてきてよかったと思った」

 寺崎豊警部補「自分にはもったいない受章。今後も自分の知識を生かして、埋もれている事件を摘発に結びつけていきたい。仕事に干渉もせず家を守ってくれた妻にはありがとうと伝えたい」

 寺崎警部補の妻・美幸さん「大変な章をいただき身に余る思い。普段は仕事に関心がないが、改めて大変な仕事だと認識した。私も交番相談員として、今後も協力していきたい」

 渡辺正警部補「一緒にやってきた仲間や、家庭を支えてくれた妻のおかげで仕事に集中することができた。名誉ある章に恥じぬよう、これからも組織人として職務を全うしたい」

 渡辺警部補の妻・多美子さん「周囲の方の支えや、休みもなく働いてきた主人に感謝したい。これからも、けがなく健康に仕事を全うできるようしっかり支えていきたい」