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黒石市で地酒乾杯条例を制定 青森初、来月施行

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黒石市で地酒乾杯条例を制定 青森初、来月施行

 黒石市の定例市議会は最終日の28日、「地酒による乾杯を推奨する条例」案を可決した。地元産の酒の消費拡大を図る乾杯条例は全国各地に広がっており、東北では秋田県や山形県、福島県などで制定されているが、青森では同市が初めて。11月1日から施行する。

 市内には、「鳴海醸造店」と「中村亀吉酒造店」の2つの蔵元がある。

 鳴海醸造店は文化3(1806)年創業で、代表的な銘柄は「菊乃井」。大吟醸は辛口だが、フルーティーな香りとうま味のバランスが整っているのが特徴だ。

 大正2(1913)年創業の中村亀吉酒造店の代表的な銘柄は「玉垂(たまだれ)」「亀吉」。特に、玉垂の大吟醸は最高級の酒造米「山田錦」を使用し、ふくよかな香りとコク、まろやかな口当たりで人気を博している。両酒造店ともこれまで数々のコンクールで入賞しており、県内を代表する老舗として知られる。

 蔵はいずれも、重要伝統的建造物群保存地区に指定された藩政時代の木造アーケードが残る「こみせ通り」にある。

 条例案は、高樋憲市長が3日開会の定例市議会に提出していた。

 本会議で高樋市長は「機会あるごとに地酒で乾杯する意識を持ってもらうことで、市民のこみせ通りを中心とした黒石市への愛着につなげたい」と語った。