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甲斐市長は知事選不出馬 市政混乱回避「職務を遂行」

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甲斐市長は知事選不出馬 市政混乱回避「職務を遂行」

 任期満了に伴う知事選(来年1月8日告示、25日投開票)をめぐり、自民党県連が擁立を目指していた甲斐市の保坂武市長(69)は27日、同市内で記者会見し、知事選への不出馬を表明した。市長職の任期をまっとうすることを望む声が多いことや市の推進プロジェクトの実現と市政執行の責務、後継者調整と市長選による市政混乱の回避を主な理由とした。自民党県連は新たな独自候補者の選定を迫られる。

 保坂氏は会見で「おごることなく市長職務を引き続き遂行することこそが私の信念に基づく意志と決意だ。出馬要請は改めてお断りさせていただいた」と述べた。

 保坂氏の知事選擁立をめぐっては、自民党県連をはじめ、党本部、後援会が保坂氏に出馬を要請。これに対し、保坂氏は出馬への環境整備に課題が残るとして固辞していた。

 保坂氏が課題としていたのは、県議会で2会派に分かれている自民党県議団の一本化など挙党態勢の構築と自身の後継者問題、知事選と同日実施が見込まれる県都の甲府市長選をめぐる党県連による候補者選定の遅滞。特に挙党態勢の課題については、この日の会見でも、保坂氏は不出馬を決めた理由の一つとした。

 知事選をめぐっては、後藤斎衆院議員(57)=山梨3区選出=が無所属で出馬する構えをみせており、既に民主党県連代表を辞任し、離党届も提出。共産党県委員会も独自候補者の擁立を目指している。