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日本考古学協会、奈良大に書籍6万3千冊寄贈

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日本考古学協会、奈良大に書籍6万3千冊寄贈

 日本考古学協会(東京都)と奈良大学(奈良市)は、協会が保有する貴重な発掘調査報告書や一般図書など、約6万3千冊を大学に寄贈する契約を締結した。大学側が整理した上で、来年6月から順次閲覧できるようにする予定。

 協会では考古学に関する国立博物館の建設を要望し、書籍を収集。だが、財政事情により実現せず、保管費用負担が重くなったことから、奈良大学への寄贈を決めた。

 現在、書籍は埼玉県で保管。今月28日から整理や目録の作製を進め、完了した本から順に大学の図書館に移す。奈良大では蔵書が増えることから、11月からは図書館の改築工事も始めるという。

 協会の高倉洋彰会長は「これまでこの書籍は収蔵するだけだったが、奈良大学のおかげでいろいろな人に利用してもらえるようになった」。大学の千田嘉博学長は、「貴重な書籍を贈与していただいたことで、大学がわが国屈指の考古学研究の拠点となる」と歓迎した。